GENERATION！！〜双子座星の軌跡〜２

〜私のこれから…？〜

ヒナラが去り、再び心にあいた穴に気がついてしまったジュンは下を向いた。

〜私は今まで、必死にあの未だ雨が降る村を救おうと宝珠を求めてきた…〜


ポタ………
雨と共に落ちるは雫。


〜でも……そんなの無駄だった……〜


ポタ、ポタ…

〜村を滅ぼした私なんかに宝珠を探す資格なんか……〜

閉じた瞳から涙がにじみ出てくる。
あとから、あとから胸にある熱く、悲しい想いが溢れ出し、地を濡らした…


『つ…、ヒナラめ、転移封じの法など小賢しい……』

魔狩りは痺れを感じる手を振り切り、ジュンの腕を乱暴に掴む。


｢いたっ…｣

『ふん。今のおまえなど魔力無しでも連れゆける。』


〜私は…………〜