GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「闇…魔法使い…?」


ヒナはその言葉をもう一度ジュンに確かめるように呟いた。


ジュンは顔を反らし、耐えるように魔狩りの言葉を聞いていた。


『俺たち、闇の集団と同じ力を持っている。
まあ、こいつが同じなのは力だけじゃないな』


「え?」

『こいつが魔法を使ったばかりに村が一つ滅んだ。
それだけ野放しにしておけば危ない奴なんだよ!俺たちの仲間だ。
貰っていこうが何をしようが、お前たちには関係あるまい。』


「………。」

ジュンは沈黙の後にくる絶望に覚悟をきめるようにヒナを見た。


〜わたしがいれば、この先の宝珠集めの妨げにもなる…〜


〜…それ以上に…光を持ったヒナの側に私はいられな…〜



「……………勝手なことばっか言わないでよ!バカ男!!」


バシッ!!

ヒナは持っていた宝珠の本を器用に使い、魔狩りの頭に一撃を与えた。


「なっ!」

『………』


「…誰の仲間だって?」

リュウが倒れた魔狩りを見下ろすように尋ねた。
「ジュン!!来い!」
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