GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
声と同時にリュウは大きな怪鳥をその手で呼び寄せていた。
「でか!」
「リュウがよんだの?」
ジュンが声を発せられないうちに怪鳥は素早くジュンをそのクチバシで背中に乗せた。
『…逃がさん。
おまえが在るべき場所は闇だ。』
「おまえはどうなんだ」
「え?」
リュウの見透かすような言葉に、ジュンは目を開く。
「どうするんだ?」
〜二度目の質問……
私の応えは…〜
「私は…みんなを救いたかった…、助けたかった。これからも。」
とめどなく出てくる言葉に驚きながらも思いのままにジュンは続けた。
「だから探してた……
宝珠を…救える力を…
けど、私の力は、どんなにそれを望もうと叶わないんだって。」
〜声が震える。こわいんだ…
みんなに私を知られるのが…
みんなが離れていくことが……〜
「私の魔法は…闇…だから…。どんなに望んでも私にみんなを癒やすことはできないっ!
私にできるのは破…壊」
叫ぶように話すジュンを遮るようにヒナが止めた。
「ちがう!!」
ヒナは魔狩りの嫌味な笑い声をかき消すように続けて叫んだ。
「ジュンはその力で守ってるじゃん!!
救えなくても、傷を癒せなくても闇だろうとそんなの関係ない!!
ジュンはいつも私たちをその強い魔法と心で護ってくれてる!!」
「まも…る?」
「星の宝珠のときも、私が落ちそうになったときも…魔法で助けてくれた!
何の魔法かなんて関係ない!
ジュンがいなきゃ、わたしは嫌なの!」
「ヒナ……」
「ほら!」
こうはジュンにその白い帽子を投げ渡した。
「頼りにしてんだぜ。」
「でか!」
「リュウがよんだの?」
ジュンが声を発せられないうちに怪鳥は素早くジュンをそのクチバシで背中に乗せた。
『…逃がさん。
おまえが在るべき場所は闇だ。』
「おまえはどうなんだ」
「え?」
リュウの見透かすような言葉に、ジュンは目を開く。
「どうするんだ?」
〜二度目の質問……
私の応えは…〜
「私は…みんなを救いたかった…、助けたかった。これからも。」
とめどなく出てくる言葉に驚きながらも思いのままにジュンは続けた。
「だから探してた……
宝珠を…救える力を…
けど、私の力は、どんなにそれを望もうと叶わないんだって。」
〜声が震える。こわいんだ…
みんなに私を知られるのが…
みんなが離れていくことが……〜
「私の魔法は…闇…だから…。どんなに望んでも私にみんなを癒やすことはできないっ!
私にできるのは破…壊」
叫ぶように話すジュンを遮るようにヒナが止めた。
「ちがう!!」
ヒナは魔狩りの嫌味な笑い声をかき消すように続けて叫んだ。
「ジュンはその力で守ってるじゃん!!
救えなくても、傷を癒せなくても闇だろうとそんなの関係ない!!
ジュンはいつも私たちをその強い魔法と心で護ってくれてる!!」
「まも…る?」
「星の宝珠のときも、私が落ちそうになったときも…魔法で助けてくれた!
何の魔法かなんて関係ない!
ジュンがいなきゃ、わたしは嫌なの!」
「ヒナ……」
「ほら!」
こうはジュンにその白い帽子を投げ渡した。
「頼りにしてんだぜ。」