GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
バチン!!!


暗黒の炎がヒナ、こう、リュウを襲おうとしたその時


「……羽根……?」


大きな翡翠色の羽根がヒナたちを包んだ。
羽根は炎を弾き、ヒナたちに静かな光をもたらしていた。


「させないわよ…!」


「ジュン!!」

怪鳥の背の上で白い帽子を手に笑いかけていたのはジュンだった。


跳ね返した魔法は彩を変え、魔狩りの手を焼き付かせていた。


『…………』

「私のこれからは変わらない。あの村に…
この世界に光をもたらすこと。
私には魔法がある。
みんなを護れるこの力を誇りにする。」

「ヒナたちと一緒にね」

「ジュン!!」

自信に満ちた顔で、魔狩りを見下ろす。

魔狩りは………………
思いがけない姿を…言葉をジュンたちに見せていた。

「え…………あなたは…」
「フィ……ル……ねえ?」
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