GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「…………俺は…」

こうの問いかけに、一瞬、卵のことが頭をよぎる。

「俺は…このまま、宝珠を集めるべきなのか……」

「は?」


「……いや、忘れろ。」


そう言い、こうに背を向け、リュウは歩き出した。

「おい!リュウ!!」

その背中にこうは声をかけたが、リュウは振り向かず、
「情報を集める。」
と言い残し、街の細い路地へと消えていった。



「宝珠か〜
あれはいったいなんなんだ。
この世界の奴らはそれに踊らされてる気が…
痛っ!」


急な痛みに思わず腕を押さえる。
腕をみると、見覚えのない小さな白い跡。

「??どっかぶつけたっけ?」

こうはその小さな跡には気も止めず、一人街を
歩き出した。
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