GENERATION！！〜双子座星の軌跡〜２

｢……おまえ達……か｣

｢？？｣

リュウの表情を見て、リュウとの再会を安堵した４人は一瞬にして顔を曇らせる。


いつも冷静で、何事にも感情を顔に出さず、的確な行動をするリュウ……

だが、今目の前にいるリュウはあきらかにつらそうに顔を歪ませていたのだった。

本人も気付かないうちに…



｢リュウ……何かあったのか？｣


｢………………｣


｢おい、リュウ！！｣


｢うるさい！！｣

こうの言葉に、明らかに怒りや焦りをあらわにして怒鳴るリュウ



｢おまえ達には関係ない！…｣

と、顔を背け、言い放つ言葉は４人の胸に突き刺さる。


｢………そう｣

｢ヒナ？｣

ヒナはジュンの魔法陣の上から真っ直ぐにリュウを見下ろす。
リュウが、顔を背け、自分の言葉を聞こうとしないことはわかっていたが。

しかし、



｢……そーやって、いつまでも一人でいじけてれば？
意地っ張り！！｣


｢！！！｣

ヒナの言葉に今日初めてリュウは４人に真っ直ぐに顔をあげていた。