GENERATION!!〜双子座星の軌跡〜2
「………なんだと……おまえに何がわかる!!」

リュウはヒナに向かい、言葉を荒げていた。

ジュンやこうも2人の様子に呆気にとられ、ただ、ただ見守っていた。


「何も知らないお前が、とやかく言えることじゃないだろ!!」

リュウの初めて見せる、本物の感情に、思わずヒナは微笑んだ。


それを見たリュウは一層怒りをあらわにした
「なんだよ、何がおかしい!!」



「良かった。
リュウがホントの自分を見せてくれて。」

そう小さく呟くと、リュウに向き直る。


「早くしないとその卵、手遅れになるよ!!」

「!!お前、知ってて…」

「私達に当たるくらい必死な想いがあるんでしょ!!
当たったのは、今回限り許すから、素直に頼りなさい!!」
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