破った写真



砂浜は柔らかく、俺たちを勝手に歓迎してくれる。

ゴミ一つない綺麗な景色は、下手して足をきってしまうなんて事もない。



つまり安全。絶対に傷つくことのない道を歩いている。




「ねぇ、・・・・・・」



彼女は空と海の境界線を眺めていそうな目で俺に訊く。

俺の興味のない空と海。それでも俺はカメラを作ってみる。


・・・・・・・・・思い出!
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