破った写真



すると彼女は「もちろん」と白い葉を見せた。


真夏の日照りの強い日だった。


だらだらとわけのわからない汗が噴き出し、声にならない声で「マジで・・・?」と言い放つ。



彼女も同じように俺の顔を見つめる。

「マジです。」


その言葉が全てだったらしい。
彼女はしっとりしてそうな汗を拭うと、「じゃあね」という言葉を最後に去っていってしまった。



あ・・・れ?

案外簡単に成立し、俺の初恋は余裕で通過点をそれはもう、もの凄いスピードで通過した。
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