恋愛小説家のススメ!
「ふぅ…。まあ、こんなもんかな」

一応歌詞が出来た。

曲を聴きながら、歌詞を目で追う。

そして蘭雅が歌っている姿を思い浮かべる。

蘭雅は冷めているように見えて、情熱を持っている。

…ゲームに。

でも情熱を持っていることは良い。

だから彼の冷めた部分と、熱い部分を表現した歌詞を書いた。

彼のことは今日の出来事と、テレビの中でのことしか知らない。

でも…何となくは掴めた。

歌詞だから、人間臭過ぎるのはNG。

あくまでも、聞いている人間を魅了する歌じゃなきゃダメ。

キレイな言葉を書き連ねるだけじゃなく、人間らしい部分も含めて書く。

…結構難しいんだな、歌詞って。

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