恋愛小説家のススメ!
見つかったら、話に巻き込まれる!

「どっどうしよう?」

何だか学校に居辛くて、中庭をウロウロしていると、マナーモードにしていたケータイ電話が震えた。

「アレ? 桃枝先輩?」

先輩からのメールだった。

『やっぱり大変なことになりましたね。パソコンの方は大丈夫ですか?』

パソコン? パソコンはフツーに…って、あっ!

私は慌ててメールを打った。

『今夜にでも会えませんか? お願いしたいんですけど!』

返事はすぐに来た。

『分かりました。9時頃でどうですか?』

『大丈夫です! 家で待っています』

パソコンの方に侵入される可能性があることを、すっかり忘れていた!

一応ウイルスソフトは使っているけれど、もしものことがある。
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