恋愛小説家のススメ!
「ちっ違うわよ! 良く見て!」

ズイッと前に出してきたので、しょうがなく見てみる。

「…ああ、見てる見てる」

小説サイトだ。素人でも簡単に小説を書ける場。

「うんうん。それでね」

友人はケータイを操作し、ある作家のHPを出した。

「この人の作品は?」

落ち着いた桜色の背景に、白い蝶々が舞っている。

そこには『REN』の文字。

そしておびただしいほどの訪問者数…。

…ヤバイな、この訪問者数は。

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