恋愛小説家のススメ!
…足元に本が転がっていた。

けれど慣れている私は体勢を直し、ベッドに倒れ込む。

ちなみに私の自室にも本棚はある。

……主に親に見せられない本がある。

本当に見せたくない本は、クローゼットの秘密の本棚に隠している。

まあ………バレてはいるんだろうけど。

私は本を避けながら、パソコンの前に座った。

一人かけ用のソファーイスは、奮発して買った良い物。長く座るから、良い物を選んで買った。

ノートパソコンは起動した。

そしてすかさずメールチェック。

「うっ…。来てる」

さまざまなメールの中で、すでに見慣れたメールアドレスがあった。
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