恋愛小説家のススメ!
『REN』としての人格は、明るくはしゃいだ性格。

今の自分とは正反対に仕上げた。

…だからだろうか。

読者から送られてくる『REN』への憧れの感想を見ると、少し胸が痛くなるのは…。

今までオタクとしての経験値を高く積んできたことと、昔から小説書きをしていたおかげで、書き続けることは全く苦にはならない。

書くのは楽しいし、好きだ。

けれど…人気が出過ぎて、『REN』自体が暴走し始めている気がする。

だからと言って、今の自分を出すわけにもいかない。

「…ムズイなぁ」

私は眉を寄せ、ケータイサイトを出した。

パソコンからでも見られるサイト。

…今朝見た時より、HPの訪問者と読者数が増えている。

その数、1000人以上。

明日になればとんでもない数字になっている。
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