恋愛小説家のススメ!
土曜日・休日
しかし晴れぬ気分も、次の日となれば話は別!

私はリュックを背負い、キャリーバックを引き、大きな布のバックを右肩に背負って、アニメイトに来た。

学校がある駅前のビルに、アニメイトはあった。

広いフロア内を駆け巡り、エレベータで階を上ったり下りたりを繰り返し…。

開店と同時に入り、出る頃にはお昼近くになった。

「ううっ…重い…」

予備用の布のバックを肩にかけ、私はふらついた。

リュックにもキャリーバックにもビッシリ本が入っている。

…まあ本の他にもイロイロと。

私は息を切らせながら、ビルを出た。

このままお茶をして帰るか、そのまま帰るか…。

迷っていると、目の前を歩く人物を見て、決めた。

「お~い! 柊!」
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