恋愛小説家のススメ!
「ちまちま食べてると、横取りされるわよ」

そう言いつつ、柊の皿に残っていたイチゴサンドを掴んだ。

「あっ!」

そして口の中に押し込んで食べる。

「ご馳走様」

ニッコリ笑顔を見せてやる。

「ったく…。キミを相手にしていると、退屈しないよ」

柊も紅茶を飲み干し、私達は立ち上がった。

電車まで柊は送ってくれた。

「時間、大丈夫?」

「ああ、まだ余裕がある。しかし…駅についてから、大変じゃないのか?」
< 37 / 127 >

この作品をシェア

pagetop