恋愛小説家のススメ!
……って、ほっとは出来ない。

「ついつい全部読んでしまってね。いや、おもしろいよ『REN』の小説。夢中になってしまったぐらいだ」

「ふっふ~ん」

「思わず感想まで書いてしまった」

ウソッ!? 

…昨夜、最終チェックを入れたのが、日付も変わる23時50分だった。

その時は気付かなかったから…その後か?

「いや、ケータイ小説もバカに出来ないものだな。あそこまでの文章力、ボクやキミに匹敵するぐらいじゃないかな?」

私はともかく…、柊がここまで言うなんて…。

「とにかく、文庫化しないのは勿体無いと思うんだ!」

うっ…。話がマズイ方向に…。
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