恋愛小説家のススメ!
「それにさ」

まだ言うか!

「『REN』って、恋愛経験無いだろうね」

ザバーッ、と頭から冷水をかけられたような幻覚が…。

「読んでみると、マンガとか小説の良いとこ取りってカンジだね。内容が薄いと言うか」

ドッカーン!、と雷が直撃した幻覚がっ!

…てーかコイツっ! 『REN』が私だって気付いているんじゃないのか!

「だから書いているのは学生だろうね。低くて小学生か…高ければ高校生だろうね」

そう言った桂木は楽しそうで、でも含んだところは無さそうだった。

「まっ、今は世間が騒いでいるだけだろうから、しばらくすれば落ち着くと思うよ。聞きたいことは、それだけ?」

「あっああ…」
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