恋愛小説家のススメ!
うぐぐっ…!

「まっ、キミは計算高いからね。将来は家にこもりながらも出来る仕事で成功しそうだけど…。でもやっぱり人付き合いは大切だよ? 人生、それで引っ掛かる人なんてたくさんいるんだから」

………実際、今現在、引っ掛かっている。

ケータイ小説のこともそうだが、コイツはどうして人を分析できる?

…やっぱり人付き合いが多いせいなのか?

壁…ある程度自覚はしていたけれど、桂木に言われるぐらいだ。

かなり高く、厚くなってしまっていたんだろう。

「…人付き合いを深めれば、マシになる?」

「う~ん。まあ付き合う人種を間違わなければ」

チッ。オタク仲間ではダメか。

「だからさ、僕なんてどうかな?」

「お前のことは恋愛対象にはならない」


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