恋愛小説家のススメ!
先生がどうやら教科書のタテを取り上げ、ケータイを見ている男子生徒に注意をしたらしい。

他の生徒達はいっせいにケータイを手放し、教科書を掴む。

「何を見ているんだ!」

「あっ!」

そしてケータイの画面を見た先生は…。

何故か笑った。すっごく良い笑顔。

「何だ、この小説見てたのか」

ゾクッと背筋に悪寒が走った。

思わず両腕をさすっていると、

「おもしろいからなぁ。『REN』の小説」

…ゲッ。

目の前が真っ暗になった。
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