恋愛小説家のススメ!
「でも良い復活の仕方じゃないかな。随分明るくなってたし、生きてて楽しいオーラが出てた」

「まあね。彼女の両親も喜んで、お礼言いにきたけどさ」

…しかしオタクとして復活…。

なっ何か方向性が怪しくなった気がしなくもないけど、彼女は幸せそうだし、一件落着だと思う。

新しい高校でも、友達が増えたって喜んでたし。

「スゴイね、里桜。オタクは人や世界を救うんだね」

「…その言葉、ケンカ売ってるとしか思えないわよ?」

桂木はポップコーン二つを持って、苦笑した。

―その後、グッヅやパンフも桂木に買って貰った。

映画を見て遅くなったので、桂木が実家から車を呼んで、帰りを送ってもらった。

< 81 / 127 >

この作品をシェア

pagetop