恋愛小説家のススメ!
「明日、バイト前に行ってこなきゃ!」

近くのゲーム販売店に予約をしていた。

同じゲームオタクの先輩がそこに就職していて、何かと融通をきかせてくれる。

今回も初回限定版を本当は一人一つなのに、ムリを言って3つ頼んでくれた。

理由は…限定版が豪華だから。

そしてゲームを愛しているから!

このゲームは学園物でRPG。長く続いていて、ファンも多い。

私もファンの一人として、プレイする用、予備用、保存用の3つを手に入れたかった。

でもゲームの発売を知ったのが遅くて、限定版だったからどこも予約がいっぱいだった。

先輩は私の趣味を熟知してくれたから、声をかけてくれて、ムリも聞いてくれた。

先輩の出勤時間に取りに行くことが条件で売ってくれるんだから、明日は早く学校を出なきゃ!
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