まーくんの部屋



そしてぬめりがよくなったから、まーくんは自分のを入れた。


その間、まーくんはしつこいほどにチカ、チカ、と私の名を呼んだ。



だから私もそのたびに まーくん、と甘い声を出してみた。




相性がいいのか、それともまーくんがうまいのか。


痛いとかいう時期を過ぎていた私だけど、


今まで気持ちいいと思ったことはなかった。



なんかもうどうでもよくて、他の事を考えていたり、


相手の顔なんて見たこともなかった。



でもまーくんとは、正直気持ちよかった。


それもものすごく。


だんだん他のことが考えられなくなって、


「まーく… もっと…っ」


最後には、とにかく欲に溺れた。




果てた後、まーくんは私にキスをした。


その後疲れもあったのか、


まーくんはそのまま寝てしまったけど



私はそのキスがよく分からなくて、


不思議な気持ちになって、


しばらく呆然としていた。






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