まーくんの部屋



そんな日々を続けていたある夜、夜中なのになぜか目が覚めた。


私は暖房のきいた部屋で温かい布団に覆われていた。


またベットを占領している。


私はかねてからの疑問を解決しようと布団から出た。




疑問はあっさり解決された。


寝室から出ると、そこには暗い中パソコンの明かりが浮き上がっていた。


その目の前に、まーくんは横になっていた。



すやすや寝てるまーくんは、大きい図体をちんまりとさせて、何かの小動物のようだった。



なんで…


こんな所で寝てるの…!?


私のせいでベットで眠れないなんて、やめてよ!


こんな所にも、追い出される不安因子があったなんて。



急いでまーくんを揺すって起こして、ベットで寝るように催促した。


交渉は難航したけど、結局二人でベットで寝ることになった。



ベットは二人が入っても十分な大きさ。


布団以上に、まーくんがいるために更に温かくなった。


温かくて心地好いのにまーくんは、しばらくごそごそと


眠れない様子だった。



それから、夜は二人で


ベットで寝るようになった。


ああよかった。



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