まーくんの部屋



あのときの気持ちよさ


もう一回だけ…




また近づこうとするけど、


押さえられて許してくれない。



「おいチカ いい加減にしろよ」


びくっとして、その場に固まる。


強い声色。


まーくんじゃないみたい。





…っ



なんで…





「え… チカ?」






自分の体なのに、


顔が変わっていくのを
止められなかった。




「おいどした?」




まーくんが顔を覗き込む。





なんで…?






私はまーくんのシャツをぎゅっとつかんだ。




「まーくんしようよぉ」




何でこんなに欲しいのか分からない。


でも……





まーくんはぐっと私の顔を引き寄せた。



拒否してたさっきとは別人のように


激しいキスを浴びせる。


「あ… ふぁ…」


立っているのもやっと。


シャツを掴んで、まーくんの体に寄り掛かった。



まーくんはキスさえも極上…




念願叶ってまーくんはその夜


私を抱いてくれた。



優しく、激しく、甘く。



心なしか、この間よりも、


まーくんの顔が火照っていた。




まーくんと繋がることは、やっぱり最高に気持ちいい。


終わった後もジンジンするのが続いていて、


しばらくただぼーっと天井を眺めていた。



しばらくして横を見ると、


まーくんは眠ってしまっていた。





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