まーくんの部屋



「だよねー


う~ん、買いに行こっか」


まーくんが、小さい服がないか探りながら言う。



「いつがいいかな?」


ぱっとこっちを振り向いて、笑った。


「いやややや」


手をまーくんの方に伸ばして、手首から先をぶんぶん回しながら否定した。



ややや、そんな


そんなことしてもらえないよ!


別に大きくても大丈夫だし



「行きたくない?」


「や、そういうことじゃなく」


「じゃ何で?」


「だってお金が…」



そういった瞬間、まーくんの顔つきが変わって、


のそっと立ち上がった。


見上げると、あきれたような表情。



え。


な、なに…!?


「あ、の、ね。


それくらい稼いでますから。」




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