まーくんの部屋
「さあ…」
顔は、やっと来た電車の方に向けたままで
小さな声で答える。
ちょっと挑戦的だったかな…
少し心配になりながらも、前を向いたままにまーくんの動きを待つ。
最近、私はおかしいんだ。
追い出されたくない、嫌われたらダメだって、
心の底から思っているのに、まーくんを傷つけたくなる。
まーくんの家での生活も長くなって、まーくんのことも分かってきて、慣れてしまったのかな
傷つけたくなって、ひどいことを言って、後悔する。
やばいと気づいてからまーくんの顔を見ると、へらへら笑ってるんだ。
いつも。