まーくんの部屋
第2章

風邪と共に





ゴホッ

ゴホッ



目眩がする…



顔の半分まで被せられた布団に

息の水蒸気がはりつく。



それでどんどん顔は熱くなって

どんどん気持ち悪くなる。





昨日のこと。


雨ですぶぬれになって、上手く渇かせもせず家まで歩いて

そしてそのまま浴槽エッチ。



そりゃ、風邪もひくわ…




その上、風邪のせいで


今日の朝は目が覚めた瞬間から目眩がしたのに


これみよがしに生理が始まって



くらくらする視界の中、必死でトイレへ行って


どこか汚してないか、息も切らしながら確認して



どこも汚れていなかったことは幸いだったけど


気づかれないようにもう一度ベットに入った時には


感じたこともない熱を全身から感じた。




朦朧とした意識の中で、ベットの中にはまだ眠っているまーくんがいることを思い出した。


やばい、移しちゃうよ…


そう思った瞬間、意識が消えた。





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