それは昼休みに図書館へ行った時だ。
声をかけられた。
「あの…龍貴くん?」
「え?」
見知らぬ女の子だ。
「私、桐島 美雨だよ。」
びっくりした。
屋敷のお手伝いを
してくれている美雨は
同じ学校に通う学生だったのだ。
しかも敬語も取れている。
それにお手伝いで
入っている時とは
雰囲気が全く違う。
髪の毛もまとめていなくて
サラサラの長い綺麗な
ストレートだし、可愛い。
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