翌日。
紗英は昨日の事で
めげるような女ではない。
さらにアタックを掛けるべく、
懲りずに話しかけたのだ。
「今日は休みだし、
疲れてるからなんて
言わせないわよ。
とことん付き合って
もらうんだから!!」
すると龍貴は眠そうな目を
こすりながら言った。
「朝っぱらから
ギャアギャアと
うるさい女だな…。」
「なっ…何よそれ!!」
そうなのだ。
今の時間は朝の8時半。
龍貴も起きたばかりで
不機嫌だったのが
いけなかった。
「そっちが朝っぱらからでかい声出すからだろ?」
「それは…っ!!」
言葉に詰まる紗英。
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