その時だ。
「はいはい、そこまで。
朝っぱらから
喧嘩すんなよ、お前ら。」
啓哉が頭を掻きながら
キッチンに入って来る。
「また龍は朝から興奮して。
発作起きても知んねぇぞ?」
「…今日はもう
薬飲んだし起きないよ。」
「どうかねぇ。」
そうは言ったものの、
やはり大きな声を
出したら頭がフラフラした。
今日が休日で良かった、
そう思う。
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