心の鍵

家の中へ入ると、
既に他の4人が揃っていた。
荷物を置く。
すると自己紹介が始まった。
「揃ったみたいね。
初めまして。
あたしは紗英。
高校2年生よ。」
「俺は遥斗。高校1年。」
「彩。高校1年です。」
「俺は啓哉。19歳、会社員。」
龍貴はホッとした。
父親は割と年の近い
メンバーを集めて
くれたみたいだ。
視線が龍貴の方へ
注目しているのに気づいて、
慌てて自己紹介をした。
「龍貴。高校1年。」と。
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