外に出て、ブーケトス。
紗英はしっかり
キャッチすべく、
早くも構えている。
咲は笑い、
啓哉は呆れていた。
ブーケが宙を舞い、
紗英ではなく
美雨の手の中に収まった。
拍手が沸き起こる。
「キャッチしちゃった。」
美雨は嬉しそうに微笑んだ。
龍貴はそんな美雨を愛しく思った。
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