その一瞬まで…
その日からはると距離ができた。
あいさつもしないししゃべらない。
目さえ合わない。


『あ、あのさ、は…る「あ、みゆきー」』

完璧に避けられた。
みゆきとは彼女のこと。

わかったいたことだけど辛かった。


教室で泣き出しそうになった私を杏が連れ出してくれた。



「…花梨、大丈夫?」

『あ、んずー…やっぱり辛いよ、避けられるのは』

「花梨…ねえ、告っちゃえば?」

『え?無理だよ…可能性ないよ』

「可能性がないからって告んないのは、振られるのが嫌で逃げてるだけじゃないの?」

『…でも辛いよ』

「このまま避けられるより告白してスッキリした方がいいよ。避けられる方が辛いよ。」


杏に言われて気づいた。


―――告白しよう。


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