その一瞬まで…
5
『あ、あのさ。はる』
「ん、なに?」
『私、はるが好きだよ』
はるはびっくりしていた。
その沈黙を消し去るように春風が吹いた。
桜の花びらを乗せて。
「…え」
『ごめんね、彼女いるのに。迷惑だよね。』
「…いや、彼女とは今微妙だし。それにそんなの関係なしに嬉しい。ありがとう。」
微妙だったんだ…
『…うん』
「今すぐ付き合うとか無理だけど…俺、花梨のこと好きだと思う」
『…え』
今度は私がびっくりした。
今なんて言った…
「ん、なに?」
『私、はるが好きだよ』
はるはびっくりしていた。
その沈黙を消し去るように春風が吹いた。
桜の花びらを乗せて。
「…え」
『ごめんね、彼女いるのに。迷惑だよね。』
「…いや、彼女とは今微妙だし。それにそんなの関係なしに嬉しい。ありがとう。」
微妙だったんだ…
『…うん』
「今すぐ付き合うとか無理だけど…俺、花梨のこと好きだと思う」
『…え』
今度は私がびっくりした。
今なんて言った…