小悪魔なあいつは年下ボーイ
俺が家に帰ると、携帯がなった。



−あれ?竜也じゃん

『どした?』



『どうしたじゃねぇよ、お前俺と帰ってたのに突然先輩のとこいってそのまま一緒に帰ってったやん。めっちゃみんなみてたぞ。知り合いじゃねぇよなぁ?』




『あーわりぃ。なんか困ってたから…』
−そっか、俺、竜也と帰ってたっけ?忘れてた




『なに?お前が困ってる女助けるなんて珍しくね?はっはーん、惚れたな?』




『は!?なにいってんだよ、ちげぇよ』



『いや、いい、いい。俺にはわかる。長い付き合いだしな。つか、お前が人好きになるなんて珍しくね?愛理以降いなかっ………いや、わりぃ…』



『もうあいつのことはなんとも思ってねぇよ。つかあいつ、引っ越したし、もう会わねぇし』
−愛理…か。なつかしいな。



『まぁ愛理の話は今はどうでもいいよ。俺、応援してるからなぁ!瑞希先輩☆』




『はぁー、ちげぇってば。今日は悪かったな。じゃあ明日な』



『おう』
プッ………プープー




−俺が瑞希を好き?なにいってんだ、あいつ。今日会ったばっかだっつーに。



まぁいいや、飯食ってねよ…
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