小悪魔なあいつは年下ボーイ
「でたよ、茂ちゃん。確かにかっこいいもんねぇ。でも、まぁそれに見合う…いや、それ以上にあんたもかわいいけどね」


「そりゃぁ、茂ちゃんの為に努力してますからぁ」私は自慢げにいった



「それに、茂ちゃん、真面目な子が好きだから、今年は生徒会長までやってるんだからね、私」
と、私は続けていった


「真面目な子が好きっていってたの?」


「え?だって茂ちゃんが真面目だもん」



「なんだそら。真面目なひとが真面目な子がタイプとは限らないのよ?」


「え?そうなの?」



「全く…あんたはそのうち茂ちゃん離れして、本当に好きな人ができた時大変そうね」



「だから、茂ちゃんが本当に好きな人だってばぁ!」


「はいはい」薫があきれ顔でいった


−本当なのにぃ。なに、本当に好きな人って。意味わかんない、薫ってば


「そんな膨れた顔してないで、新入生の前で挨拶しなきゃいけないんでしょ?早く体育館いってきな」


「あ、そうだった!いってくるね!」私は急いで体育館に向かった
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