小悪魔なあいつは年下ボーイ
私は体育館に入り、生徒会の席に座った


−あー、面倒臭いなぁ、でも、茂ちゃんの為だし頑張らなきゃ!

そんなことを考えながらニタニタしてると


「きゃー!!!」


「未来くん、かっこいいー!!」


「この学校にいてよかったぁ!」

先輩や同級生達が騒ぎはじめた。

−なに?うるさぃ…



私は新入生の方をちらっとみた。


顔の整った、誰がどうみてもかっこいいとしかいえない、年下にみえないくらい、大人びた雰囲気の子がいた。一人だけ浮いたようなかっこよさだ。



−あの人か、薫がいってた人…。そう思って私は視線をそらした。私はイケメン好きなわけじゃない。確かに茂ちゃんはかっこいいけど、茂ちゃんだから好きなわけで好きな人がたまたまイケメンだっただけだし…



私はぼーっと違うところをみていた





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