小悪魔なあいつは年下ボーイ

瑞希side

さぁ、おわった、おわった!帰るか!


入学式がおわって片付けがおわったころには、もちろん、新入生以外は家に帰っちゃってるわけで、しょうがなく1人で帰ろうと校舎をでた




「先輩!瑞希先輩!」



「はい?」




「このあと暇ですか?遊びにいきません?」
数人の後輩らしき男の子が話し掛けてきた。


「いや、あの、ごめんなさい」
早く帰って茂ちゃんに会いたいし…



「なんでですかぁ?いいじゃないですか!いきましょーよ」
−なんなの?この人たち、名前も名乗らずに!!!



「いや、だから無理ですから。じゃぁ、急いでるので」
逃げるようにその場を去ろうとすると


「ちょっと待ってくださいよ」
ぐぃッ!!


「イヤ!!」
無理やりつれていかれそうになり、思わず大きな声をだした



−あ、あれ?


気が付いたら大きな背中にカバーされていた



「嫌がってるだろ!やめろよ」
その声にびびって男の子達は去っていった



「あ、あの、ありがとう」
私は恐る恐るその人に声をかけた

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