EXIt
 と、その時だった。

 食堂と部屋を結ぶドアが開いた。

 異様だ。

 ドアからはチテイジンのロボットが大量に入って来たのだ。おじさんたちの人数よりもはるかに多い。

 真っ赤な顔が次々にである。

 おじさんたちも予想外の展開なのか、棒立ちなのだ。

 すると、一人のおじさんが催眠にかかったように倒れた。時間はかからなかった。

 逆におじさんたちが次々と倒れて行った。まるでドミノを見ているような感じだ。

 観戦していた男たちもロボットの凄さを見て、怖くなった。

 誰もロボットと目が合わないように下を向いた。
< 105 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop