EXIt
4 赤塗り
週末の事などすっかり忘れて、出勤した歯無は違和感があった。
何だ?
と、考えると、三ヶ月前に入社したアルバイトの青年が今日も出社していないのだ。
彼の名は戸度橋希十(とどはしきと)、年齢は二十代前半だった。無遅刻、無欠勤であるが、少し問題があった。目つきが悪いと言って、他のアルバイトたちから敬遠されていた。
一匹狼的存在だった。
歯無はふと、アルバイトで入った頃を思い出した。
倉庫内は音楽を鳴らしているわけではないし、機械の音がするわけではないので、わりと静かである。よほど大きな声を出さなければ事務所の方までは聞こえないのだ。
「何だ、このヤロウ! 言っていることがわかんねーよ!」
何だ?
と、考えると、三ヶ月前に入社したアルバイトの青年が今日も出社していないのだ。
彼の名は戸度橋希十(とどはしきと)、年齢は二十代前半だった。無遅刻、無欠勤であるが、少し問題があった。目つきが悪いと言って、他のアルバイトたちから敬遠されていた。
一匹狼的存在だった。
歯無はふと、アルバイトで入った頃を思い出した。
倉庫内は音楽を鳴らしているわけではないし、機械の音がするわけではないので、わりと静かである。よほど大きな声を出さなければ事務所の方までは聞こえないのだ。
「何だ、このヤロウ! 言っていることがわかんねーよ!」