EXIt
「どうした?」

 戸度橋が中々話そうとしないので、歯無は苛立ったのだ。

「信じてもらえないかな……いや、信じてもらえなくてもいいや。だから話しますよ。それはあいつらが捕まえにくるのです」

「あいつら?」

「はっきりと正体がわからないけど。怪物なのか宇宙人なのかよくわからない。ただ、あいつらの手先になっているのが人間型ロボットだってこと」

「ちょっと、待って。宇宙人とかって言われても意味がわかならないよ!」

「俺も正体がわからない。ですが、ロボットは顔を赤く塗っているので、一回見ればすぐにわかる」

「赤塗りのロボット? それじゃあれは!」

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