a little memory━恋人編━
「親には許してもらおうとか端から思ってへんし許してくれるとも思わへんし…」


えっ?!そうゆうもんなの?


「棘の道やけど頑張って行こうな…。」



えっ?まさか…゙駆け落ぢ?!ですか…???



「何処がエエやろ?関西は知り合い多いし…関東…東京物価高いし東北九州?」


「東京以外だね…中途が良いな〜東北寒そうだし…。」


恐かった…駆け落ちとは思ってなかった。


両親に2人で頭下げて許しもらうのかとばかり思ってた。


逃げる場所まで考えるなんて…。


恐怖…不安…期待…安心…



でも計画はバレなかったけど…何故か母には結婚を考えてる事がバレたんだ…。


「英咲士君と結婚出来るわけ無いやん!!」



どうして?どうして…?


こんなに思い合っててもいけないの?!



「英咲士君っ!!」


「真苺?!」


「私達結婚出来ないの?だから駆け落ちなの?」


「ちょ…落ち着いて!!どないしたん?!」


「結婚出来るの?私達結婚して良いの?」


「血縁関係無いから出来るで…結婚。」



ひと安心…結婚出来るんだ母は知らないのか…?







.
< 10 / 53 >

この作品をシェア

pagetop