a little memory━恋人編━

the pastmemory

これ以上一緒に居たらきっど行かないで…゙って顔に出てしまう。



手なんか握らないで…!!



「まぁ…とりあえず体温計り…。」


素直に従ってみる。



すると英咲士君は優しく笑いながら



「エエ子エエ子…」


と言って頭を撫でてきた。


一気に体温が上がった気がする。


ピピッ

体温計が計り終わりをしらせる。



「37.8か…まだ高いな…。」


「ハァ…ハァ…暑い…。」



私昔から体温計の数字見てやけに高いとそれまで平気でもしんどくなる…。


「タオルと水替えてくるからエエ子で待っときや?」


「ん…。」



体温計は37.8と出たけどきっと体感温度は40度を越えてるだろう…。


あんなに避けて話もしなくなったのに…そんな事無かった様に感じる英咲士君の雰囲気は何?



あの雰囲気は一体…?



ガチャ


「おっ☆エエ子で待ってたな…タオル邪魔やから貼るのに替えよな?」


「うん…。」


「お粥も有るし…薬もちゃんと食べた後飲みや?」


英咲士君は居なくなるのと思うと甘えたくなる…。



懐かしい…初めて看病してくれた時と似てる。






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