a little memory━恋人編━

Coldpart

風邪が完治してから私は英咲士君を避けるのも無視も出来なくなってた。



前みたいに避けたり無視したらまた倒れる…。


案外身体は丈夫じゃ無いようだ…心はもっと脆いけど隠せるだけマシかな?



「真苺!!」


「何?」


「プリン食べたいvV」



久々のスイーツの催促ですか…υ


英咲士君はかなりの甘党で甘い物なら何でもOK!!


でもコーヒーだけはミルクしか入れない。


そして私は英咲士君専属パティシエ(笑)



中々の腕前と英咲士君には認めてもらってる。


特に得意なのがプリンで…英咲士君の友達にも作った事が有る。


最近は全く作ってなかったけど…久々の注文。



「了解♪」


材料さえ有れば1時間くらいで出来る。



ただキャラメルソースは研究中だからかかってないけどね…。



英咲士君は食べ始めると無言で2つ4つ5つと平らげる…。


普段小食で細身の身体のどこにプリン5つも入る場所が有るか不思議だ…。


でもあんまり素直に美味しいとは言ってくれなかったりする。


「おいしい?」


「不味かったら食べてない」


可愛いくない!!





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