a little memory━恋人編━

Miss Memory

見えるのは白い天井…私は死んだの?


いや…死んでない身体中に激しい痛みが有る特に頭が痛い。


ったく…耳障りな音がする機械が所狭しと置かれててうっとおしい…。



それより…ここどこだ…?


っ?!待った…




「私…誰だ?」


何て名前か思い出せないそもそも女の様だけど何歳くらいだ?


これはどういう状況だ?



するといきなり白い服着た男性が入ってきた。



「気分はいかがですか?」


「身体中痛い…特に頭が…ここどこ?私の名前は?」


「あなたの名前は真苺さんです。真苺さんここは病院です。」


ここは病院で私の名前は真苺か…。しっくりこない。



「あなたは車との接触事故に遭って頭を強く打って軽い記憶喪失って言って一部の記憶が無くなってます。」

一部の記憶…それが自分の事か…。



「ご家族の方お呼びしますね…。」


ご家族って言われても覚えてないんだよね…。


親の顔名前…居るかも分かんない姉弟兄妹…。


「真苺!!良かった無事で!!」


中年の女性が泣きながら抱きついてきた。



「身体痛いから離して…。」


「あ…ごめんごめん。」






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