a little memory━恋人編━
「まぁ…笑顔可愛いし明るいし可愛いし見た目はストライクゾーンど真ん中!!とか…まだ言わすん?」


「有るなら言って?」


「はぁ…υスイーツ作るん上手やし健気に頑張る姿とかが好きになった理由。」


へぇ〜!!かなり私の事見てたんだ。


「真苺は?俺との事思い出さへん?」


「ぁ…私?私は…このスポーツドリンクよく飲んだ気がする。それからそのジャケット見た気がする。」


英咲士君はちょっと驚いた顔をして息を飲んだ。


「そのスポドリは俺も好きで一緒に居る時飲んだりもしたし…このジャケットは真苺に掛けたりしたしデートもした。」




「…徐々に記憶戻ってきてるのかな?」


「かもな♪」


今までに無い感覚…味覚とか視覚でも記憶戻るんだ。

だったら聴覚でも戻るんじゃ…って分かんないか…。


今のは偶然だし…。


「明日から仕事忙しくなるからちょっと来れへんねんけど…淋しくないか?」


「えっ…?!」


ちょっとってどれくらい?でもワガママ言ったら勘違いするだろうから…。


「淋しくないし!!」


強く言ったら英咲士君は一瞬傷ついた顔をした。


「そっか…。」


そんな顔しないでよ…。





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