a little memory━恋人編━
私が…英咲士君に…。


「明日くらいに退院出来ないかな?」


「先生は真苺の頑張り具合や言うてたで?」


「じゃあ頑張る!!」


1日でも早く帰りたい!!退院したい!!


「明日退院したいから頑張ってるんですか!!じゃあ今日3食完食したら考えますよ!!」


「え"…!!」


「真苺完食してへんの?」


「美味しくないから無理だって言って中々食べてくれなくて…。」


「真苺〜アカンやん!!」


「だって…υ」


美味しくないのは事実だし味薄いし…おかげで給食思い出したもん…。


なんでわざわざきゅうりを酢の物にするの?!サラダで良いじゃんか〜!!


「真苺食べなアカン!!」


「だってにんじん嫌いだったんだもん…昨日知ったの!!」


「あーんして!!お茶で流し込み!!」


「うぇ〜υにんじん不味い」

「贅沢言わへんの!!」


苦手な物は苦手だよ…υ



「凄い完食しましたね!!じゃあ明日退院してみましょうか!!」


「良いんですか?!」


「但し足がまだ完治じゃ無いんで長時間歩く場合は車椅子でなるべく安静に!!」


「はい!!」


英咲士君は若干心配そうだった。






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