a little memory━恋人編━
足も大分良くなって来て少しは歩いても大丈夫になって私は英咲士君にある場所に連れて行かれた。




「ライブハウス…?」


「そうやで…知り合いのバンドがライブすんねん!!」


英咲士君の知り合いってバンドしてる人なんだ…逆にバンドしてる人と知り合いって事にビックリ!!


ライブは開演前で色んな格好の人が居て私はちょっと圧倒されてた。


始まる前に英咲士君は申し訳なさそうに私に耳元で言った。



「バンドのメンバーには真苺の事゙妹゙って紹介するけど…ごめんな?」


分かってる事なのに胸が痛いよ…。どうして英咲士君が謝るの?


「大丈夫分かってるから!!」

強がって笑って答えた。



心配させる顔したくない!!仕方ない事だよ…。




゙兄妹゙だもん…。






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