a little memory━恋人編━

disagreeable

英咲士君からの手紙は大切に小物入れに直した。


1Fに降り朝食を食べ外に出た。


これから仕事どうしよう?記憶無くても出来る仕事…芸術活動とか…?


綺麗な公園に素敵な絵…でも私は写真の方が好きだなぁ…。



でも親はきっとちゃんとした仕事しなさいって言うだろうな…。


理緒姉が正社員だからって私も正社員になれって…。

母が理緒姉と話してた。


私は理緒姉とは違う…事務みたいな仕事は出来ない。

息が詰まりそう…。


突然目眩がした…フラフラする視界…。


だんだん薄れる意識の中で言った言葉は…






「英咲士君…」



そう一言呟いた。






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